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ライブレポ|あいみょんツアー2023マジバス栃木、甲子園で叶わなかった大合唱”みんなの声が1番聴きたかった”

あいみょん マジカルバスルーム栃木公演

あいみょんの全国ツアー「AIMYON TOUR 2023 “マジカルバスルーム”」の栃木公演が6月30日栃木・宇都宮文化会館で開催された。

「AIMYON TOUR 2023”マジカルバスルーム”」は自身最大規模となる全国ツアー。4月に神奈川・横須賀芸術劇場からスタートし追加公演を含めると全40公演。11月の和歌山公演をファイナルとし 7ヶ月に渡って全国を回る。さらにこのツアーは2019年に開催した”シックスセンスストーリー”ぶりの声出し解禁のライブとなるため、MCや大合唱への期待が寄せられた。

開演5分前、お風呂が沸いたのを知らせるメロディと共に「もうすぐお風呂が沸きます」のアナウンスが会場に流れる。今回のツアータイトル”マジカルバスルーム”に合わせて、ライブをお風呂と表現しているようだ・・・

開演時間になるとスクリーンにポコポコポコとお風呂の泡をイメージさせるポップなイラストが映し出された。オープニング映像で期待が高まる中、バスルームへの扉が開いたら勢いよくあいみょんが登場。「AIMYON TOUR 2023 マジカルバスルームへようこそ~栃木~!」「アレ聞かせて下さーい!」と呼びかけ、初っぱなからコールアンドレスポンスの「ふたりの世界」でライブがスタート。3年ぶりに叫ぶ「セックス!」は何度でもいっちゃいたくなるくらい元気もりもり。アレの気持ち良さに浸ったまま、会場をピンク一色に染めて「桜が降る夜は」を歌うと「3636」でオーディエンスの心を一気に掴み最初のMCへ。

3年ぶりに聴く「ふたりの世界」のアレを振り返った。元気すぎるレスポンスに対して「どんだけ我慢してたん?」というあいみょんだが、この曲を1曲目にもってくるあいみょんも「どんだけしたかったんだろう?」と思わせてくれる。

「今日はよろしくお願いします」と挨拶を終えると、2019年のツアー”SIX SENSE STORY”のオープニング映像を思い出させるような演出で「ら、のはなし」が始まる。続けてポップな曲調に切ない歌詞をのせて「シガレット」を歌いきるとドラムで長くイントロをとり「ハート」へ入る。サビでは細かいシャワーのような照明がギターを持たずに歌うあいみょんを華やかに演出させる。「空の青さを知る人よ」ではスクリーンとスモークを活用し、空の中で歌っているような演出が作り出された。歌詞に合わせて青と赤のレーザーで客席を照らした。

MCに入ると、ツアーのタイトル”マジカルバスルーム”はあいみょんのお風呂嫌いを克服させるために付けられたタイトルと明かし、3年ぶりにファンと会話を楽しみながら最近のライブではお馴染みとなりつつある秘密兵器(双眼鏡)を登場させた。「会場のみんな見えてんでー!」といい2階、3階席のオーディエンスの表情までスクリーンに映し出し「ライブ来るの何回目?誰と来たん?」と1対1で会話を繰り広げていった。ファンと距離が近いのもあいみょんのライブならではの楽しみ方である。そしてこの数年、あいみょんと面白い絡みを見せてきたバンドメンバーが今回のツアーでは一切喋らなかったのを見て、これまでオーディエンスが喋れない分バンドメンバーがどれだけMCを盛り上げてくれたのかを実感させた。

「今後はコールアンドレスポンスできるような曲になればいいなと思っています」と言って手拍子と共に「皐月」始まると、ハンドマイクで歌いながらファンとハイタッチするあいみょん。少し初々しさを感じさせた「スローモーションで!」というレスポンスが終わると再びギターを持ち「ハルノヒ」を広々と歌う。続けて雰囲気をガラッと変えて過去の悔しい思いをぶつけるかのように「インタビュー」を歌うと、鳥のさえずりと川のせせらぎをイメージさせた音が会場に響き「二人だけの国」が始まる。ピチャピチャピチャという水の音はステージ上で朝倉真司(Pre)が実際に水を流して出していた。

ステージだけがオレンジ色のライトで照らされると、あいみょんはライブができなくなったこの数年を「みんなに音楽を届けられるか、聞いてもらえるか不安だった」と振り返った。「そんな中でもこの曲をリリースしたことによってみんなにたくさん聞いてもらえて、この曲をリリースして本当に良かったと思っているし私自身もこの曲に助けられました。そんな曲を聴いてください。」このように語り、2020年にリリースされた「裸の心」が始まる。

ライブが開催できなくてもドラマ、インスタライブ、無観客ライブを通してこの曲を世に届け続けたあいみょん。続けて、2020年の悔しい思いを表すかのように「風のささやき」歌う。あいみょんの弾き語りから始まり、サビになるとバンドが加わり一気に迫力が増す。バンドメンバーのシルエットも出てくる演出が曲のカッコよさを引き出した。「恋をしたから」では切ないメロディーを情緒たっぷり歌い上げ「強くなっちゃったんだ、ブルー」で会場を一気にミステリアスな雰囲気にもっていく。「ペルソナの記憶」では”恋の終わりに気づいた”という歌詞が、ここまで歌ってきたラブソングに一区切りを打つかのように感じさせ、ライブの進行が後半の山場に近づいていることを意味していた。

「神秘の領域へ」のイントロではあいみょん自身で「ゴホゴホ」と咳き込む音を入れ、曲中はタオルであいみょんに風を送るオーディエンスの姿も。あいみょんはラスサビの歌詞「愛したいよもっとー!」の直前に「栃木愛してる~!」と叫び、オーディエンスもヒートアップ。歌い終わると「私まだまだ汗かいてないんだけど、みんな整ってなくない!?準備はいいですかー?」とオーディエンスに呼びかけ「マシマロー!」とタイトルコール。この曲はリリースされてから”ライブで盛り上がる曲”として支持されてきたが声出しありのライブで披露するのは初めてだった。ハンドクラップの中歌い上げると、さらにアップテンポの「夢追いベンガル」で追い込みをかけ「ありったけの水をちょうだい!」で盛り上がりは最高潮へ。続く「マリーゴールド」で会場をオレンジ色にするとサビではオーディエンスが一斉に手を振り、会場いっぱいにマリーゴールドを咲かせた。

万雷の拍手をもらうと再び、声出しライブができなかった3年間を振り返る。ライブの楽しみ方が制限される中でも”みんなに会いたい”の一心で数多くツアーを回ってきたあいみょん。無観客ライブを経験したからこそ客席にお客さんがいる嬉しさ、会いに来てくれてありがとうの気持ちは誰よりも感じていたと話す。

「どんな状況でもライブを開催できてみんなに会えるってことがほんまに嬉しかったです。でもやっぱり私は、1番は、みんなの歌声が聞きたってずっと思ってました。ミートミートでもまあるでも甲子園でも叶わなかったみんなの歌声、今日はたくさん聞かせて下さい。次の曲、みんなで大合唱できたら良いなと思っています。」

このように語り、あいみょんにとってもファンにとっても特別な曲「君はロックを聴かない」をタイトルコール。イントロが流れた瞬間、会場の雰囲気がガラッと変わり、3年ぶりに大合唱が始まる。オーディエンスが歌うパート(サビ)を迎えるとバンド音も止まり、オーディエンスの歌声のみが会場に響いた。イヤモ二を外し会場全体を見渡しながらしみじみ歌声を感じるあいみょん。ラスサビでは再びあいみょんとオーディエンスの大合唱となり、目を輝かせながら歌いきった。まさに最後の歌詞”恋を乗り越えてきた”が、この3年を乗り越えてきた自分たちを表しているような気がした。ずっと待ち続けた、大合唱を迎えたあいみょんとオーディエンス。この時に見せた満面の笑みと嬉し涙には3年分の我慢や悔しさが込められていた。

U-NEXTにて過去のライブ映像公開中!

「ありがとう~!」と大合唱を閉めると、毎ツアーごとに新曲を持ってこれる喜びを語り、最新曲「愛の花」へ。続く「GOOD NIGHT BABY」でグッドなナイトの終わりを知らせると「次で最後の曲になります」といいハンドマイクで「姿」を歌った。会場を自由に動きファンに近づいて歌うあいみょん。サビの”いつまでもそういつまでも””これからもそうこれからも”という歌詞があいみょんからオーディエンスに向けて「これからもよろしくね、いつまでもいつまでも…」のメッセージのように感じられた。

「姿」を歌いきると「ありがとうございました!」といいピック投げタイムへ。この数分がこの日集まってくれたファンと話せる最後の時間。ステージから降りて小学生にピックを手渡しする姿や車いすの方にあいみょんから近づいて行きハイタッチする姿も。どの年代からも愛される理由がここにあった。限度を超えるくらいのファンサービスは、誰も集まらない路上から這い上がってたあいみょんだからこそ、お客さん1人1人を大切にしたいという気持ちが強いところからきているのだろう。最後はステージに戻り「お辞儀しきったらもう終わっちゃうよ~」と名残惜しさを感じさせながら「今日はほんまにありがとうございました」と感謝を伝え、この日1番の拍手の中お辞儀をして幕を閉じた。

3年間我慢してやっと叶った声出しライブ・・・なんて幸せな夜だったんだろうか。
「みんなが出せへん分、私が一生懸命歌うから」「大合唱できた日には嬉しすぎてどうなっちゃうんだろうか」「また当たり前にみんなに会えて当たり前に歌が歌えて一緒に話せる日は必ず来るんです。私はそれまでずっと待ってます。がんばるっ。」
あいみょんが残してくれた言葉達を思い出す。風とリボンの無観客ライブ、傷と悪魔と恋をした、PPY、ミートミート、まある、甲子園。これまでたくさん悔しい思いを乗り越えてきた自分たちを褒めてあげたい。そして3年前の自分たちに教えてあげたい「大丈夫やで!また歌えるようになるから!すっっごい幸せなライブができるから!あと少しだけ我慢しとき!」と。

セトリ

  • ふたりの世界
  • 桜が降る夜は
  • 3636
  • ら、のはなし
  • シガレット
  • ハート
  • 空の青さを知る人よ
  • 皐月
  • ハルノヒ
  • インタビュー
  • 二人だけの国
  • 裸の心
  • 風のささやき
  • 恋をしたから
  • 強くなっちゃったんだ、ブルー
  • ペルソナの記憶
  • 神秘の領域へ
  • マシマロ
  • 夢追いベンガル
  • マリーゴールド
  • 君はロックを聴かない
  • 愛の花
  • 姿

AIMYON TOUR 2023 -マジカル・バスルーム-」

4月7日(金)神奈川 横須賀芸術劇場
4月12日(水)長崎ブリックホール
4月14日(金)鹿児島 川商ホール 第1
4月18日(火)沖縄コンベンションセンター劇場
4月19日(水)沖縄コンベンションセンター劇場
4月26日(水)香川 レクザムホール
4月27日(木)愛媛県県民文化会館
5月1日(月)群馬 高崎芸術劇場 大劇場
5月9日(火)福井 フェニックス・プラザ
5月11日(木)富山 オーバード・ホール
5月16日(火)三重県文化会館
5月18日(木)愛知 センチュリーホール
5月19日(金)愛知 センチュリーホール
5月23日(火)宮城 仙台サンプラザホール
5月25日(木)あきた芸術劇場ミルハス
5月29日(月)大阪 フェスティバルホール
5月30日(火)大阪 フェスティバルホール
6月13日(火)兵庫 神戸国際会館 こくさいホール
6月14日(水)ロームシアター京都 メインホール
6月19日(月)北海道 函館市民会館
6月21日(水)北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru
6月22日(木)北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru
6月30日(金)栃木 宇都宮市文化会館
7月4日(火)広島文化学園HBGホール
7月5日(水)広島文化学園HBGホール
7月7日(金)岡山 倉敷市民会館
7月12日(水)福岡サンパレス
7月13日(木)福岡サンパレス
7月19日(水)東京ガーデンシアター
7月20日(木)東京ガーデンシアター
7月23日(日)東京国際フォーラム ホールA

「AIMYON TOUR 2023 -マジカル・バスルーム- Additional Show」

10月3日(火)大阪 フェスティバルホール
10月4日(水)大阪 フェスティバルホール
10月10日(火)山口 周南市文化会館
10月12日(木)岐阜 長良川国際会議場 メインホール
10月19日(木)高知県立県民文化ホール オレンジホール
10月25日(水)静岡市民文化会館 大ホール
10月30日(月)東京ガーデンシアター
10月31日(火)東京ガーデンシアター
11月2日(木)和歌山県民文化会館 大ホール

そして2023年7月23日「AIMYON TOUR 2023 -マジカル・バスルーム-」ファイナル公演、お疲れ様でした。素敵な歌声と感動をありがとう。

出典:あいみょん公式Twitterより
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この記事を書いた人

あいみょんオタク
22歳 ブロガー

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